ビジネスフォン(ビジネスホン)もしくはPBX(電話交換機)のことについてQ&A形式で説明します。
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ビジネスフォンって何?
電話回線を効率よく利用するために使用します。
世代を重ねるごとに高機能化してきており、特にネットワークやセキュリティとの親和性が高くなってきている傾向があります。
くわしくは「ビジネスフォンとは」のページを参照してください。
PBX(電話交換機)って何?
ビジネスフォン同様、電話回線を効率よく利用するために使用します。
PBX(電話交換機)とビジネスフォン(ビジネスホン)は基本的には同じ機能を提供します。
PBX(電話交換機)は中規模~大規模(数十台~数千台規模の内線電話機を設置)の事業所に設置して使用します。
一方、ビジネスフォン(ビジネスホン)は小規模~中規模(数台~数百台規模の内線電話機を設置)の事業所に設置して使用します。
くわしくは「ビジネスフォンとは」のページを参照してください。
内線って?
ビジネスフォン(ビジネスホン)もしくはPBX(電話交換機)には必ず内線を接続することになります。
内線には必ず内線番号が設定されており、受話器を上げて内線番号をダイヤルすることで、その内線を呼び出します。
内線同士の通話は電話局(NTT等)を介さずに、ビジネスフォン(ビジネスホン)もしくはPBX(電話交換機)の配下でのみの動作になるので、通話料金等は当然発生しません。
内線に使用する電話機は、多機能電話機、デジタルコードレス電話機(PHS)、一般電話機等、様々な端末をご利用になれます。
多機能電話機って?
多機能電話機は、ビジネスフォン(ビジネスホン)もしくはPBX(電話交換機)に接続して使用するための専用の電話機です。
一般の家庭用電話機とは異なり、多くの機能ボタンやファンクションキー(自由に設定可能)が用意されており、ビジネスフォン・PBXの機能をフルに発揮できるような設計になっています。
多機能電話機はビジネスフォン・PBXの機種によって、接続するタイプが決まっており、どれでも利用できるというわけではありません。
ビジネスフォン・PBXの装置と多機能電話機はセットで考えておきましょう。
外線って?
ビジネスフォン・PBXに接続する電話回線(局線)や専用線のことを指します。
この外線を効率よく利用するためにビジネスフォン・PBXは存在します。
ビジネスフォン・PBXの価格は?(新品の場合)
機器の構成によって異なりますが、新品の場合はだいたい以下のような価格が相場となっています。
(特売品期間中や大口割引等もあるので、一概にはいえませんが)
- 多機能電話機(4万円前後)
- カールコードレス電話機(6万~10万円前後)
- PHSアンテナ(6万円~9万円前後)
- PHS子機(3万円~4万円前後)
- 主装置本体(容量によってことなりますが十数万~数千万円)
- 一般電話機(1万円前後)
ビジネスフォン・PBXの価格は?(中古の場合)
機器の構成や、発売年月、機種の種類、機器の状態により、価格は大きく異なってきます。
比較的新しいビジネスフォン・PBXなら価格はそれなりにしますが、機器類が故障した場合に故障対応をキチンと受けられる場合がほとんどです。
逆に古いビジネスフォン・PBXなら価格はより安く済みますが、機器類が故障した場合に、機器そのものの入手が困難となり、故障対応を十分に受けられないことが考えられます。
ビジネスフォン・PBXの耐用年数はおよそ7年~10年程度となっており、製造メーカーのサポートは商品の販売が終了してからだいたい5年前後で打ち切られることが多いです。
それらの事を踏まえた上で、中古ビジネスフォン・中古PBXを導入することをおすすめします。
- 多機能電話機(数千円~新品の7、8割程度)
- カールコードレス電話機(数千円~新品の7、8割程度)
- PHSアンテナ(数千円~新品の7、8割程度)
- PHS子機(数千円~新品の7、8割程度)
- 主装置本体(数千円~新品の7、8割程度)
- 一般電話機(数千円~新品の7、8割程度)
ビジネスフォン・PBXのメーカーは?
ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)の製造元には次のようなメーカーが挙げられます。
- NTT-ME
- NECインフロンティア
- OKIネットワークス
- FUJITSU
- 日立製作所
- SAXA
- IWATSU
- ナカヨ
- パナソニック
他メーカーの電話機は使える?
ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)専用の電話機(多機能電話機)やその他の専用の端末(PHSアンテナ等)は、異なるメーカーのものは接続して使用することはできません。
あくまでも、同一メーカーの対応機種の範囲でのみの使用となります。
例外として、他のメーカーにOEM供給している一部の機種(ごく一部ですが)では、流用できることがありますが、原則として流用は不可能と認識しておいたほうがよいでしょう。
会社で使っていた電話機、家で使える?
会社で利用していたビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)を取り替えた際に、以前に利用していた電話機を家で使いたい、というケースもあるかと思います。
家で利用できるのは一般電話機のみとなりますので、原則として家で流用するのは不可能です。
ただし、一般電話機を内線として利用していたのであれば、家での流用は可能です。
ほとんどの場合、会社では多機能電話機が使われるので、家での流用は無理と考えておいたほうが良いでしょう。
ビジネスフォン・PBXの耐用年数は?
メーカーや機種、サポート状況によって異なりますが、およそ7年~10年程度となっています。
ビジネスフォン・PBXは24時間、365日常時稼動しているものなので、システムダウンしてから損害が発生することのないように、耐用年数に従って取り替えるようにしましょう。
電話回線を絶対に止められない!
停電になると電源の供給がストップし、ビジネスフォン・PBXのに内蔵されているバッテリーで駆動する形になります。
増設バッテリーを搭載していれば、数時間程度電源の供給がなくても稼動しつづけることができますが、標準のバッテリーだけでは10分~15分程度までしかもちません。
バッテリーが空になると完全に停止することになります。
ビジネスフォン・PBXが停止しても、収容している外線(アナログ回線、INS64回線に限る)は生きていますので、電話機を接続すれば使用することが可能です。
ビジネスフォン・PBXには、稼動が停止したときに、収容している外線(アナログ回線、INS64回線に限る)を停電用電話機に自動的に切り替えて接続できる機能が備えられています。
絶対に電話回線を止めるわけにはいかない場合には、以下の対策を施すことをおすすめします。
- 十分な容量の増設バッテリーをビジネスフォン・PBXに搭載しておく。
- IP回線(ひかり電話等)以外に、メタル線(アナログ回線、INS64回線)をビジネスフォン・PBXに収容しておく。
- 停電用電話機を何台か導入しておく。
- 発電機もしくは無停電用の電源回路をビジネスフォン・PBX用に確保しておく。
これらの対策を施しておけば、よほどのことがない限り、電話回線が不通になることはないでしょう。
特番って何?
ビジネスフォン・PBXに欠かせない「特番」ですが、この「特番」とは一体何?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
たとえば内線番号10をダイヤルします。この10の先頭の番号は「1」ですね?
この先頭の番号「1」は2桁の内線特番となっています。
内線番号が200であれば先頭の番号「2」は3桁の内線特番となります。
他には外線発信は「0」であったり、代理応答は「#」を利用したりと、番号の空き状況や使い勝手を考慮して設計します。
このようにして、内線番号だけでなく様々な機能を利用するためには1~9、*、#などのダイヤルボタンを組み合わせて特番の割り振りを決定する必要があります。
多くの機能を利用するためには、その数だけ特番も必要となるので、計画的に特番を設計するようにしましょう。
ひかり電話にしたいんだけど、すぐにできるの?
経費削減のために「ひかり電話」を導入したい、という会社は年々増加していますが、導入するためにはある程度の期間が必要となります。
まず、ひかり電話を導入するためには、ひかり電話に変更する元となる、一般加入者回線(メタル線)が必要となります。
何も電話回線を持っていない状態でいきなり「ひかり電話」を開通させるということはできません。
次に、ひかり電話を利用するための物理的な線、すなわち「光回線」が必要になります。この「光回線」は光ファイバーのことを指します。
光ファイバーが建物に引き込まれていない場合は、新たに光ファイバーを敷設する必要があります。敷設する必要が出てきた場合、事前に建物や建物周辺の状況、建物に引き込んでからの管路を確保しなければいけません。
光ファイバーを敷設可能と判断されれば、次に実際に敷設する工事日程の調整、光回線の開通、ひかり電話の開通、ビジネスフォン・PBXとの接続、テストというような流れになります。(大雑把ですが)
まわりの申し込み状況や、建物の状況に応じて、ひかり電話開通までにかかる日数は左右されますが、最低でも1~2ヶ月、できれば3ヶ月以上前から計画を立てて、申し込みすることをおすすめします。
多機能電話機の色の種類は?
多機能電話機の色の種類ですが、白、黒、灰色の3種類がメインとなっています。
製造メーカーによってはパネルを木目調のものや赤、青、黄などカラフルな色に変更できるタイプのものや、台紙を取り替えることで色調を変えられるタイプのものがあります。
オフィスの机の色等、周囲の状況に合わせて電話機を選ぶようにすれば、ぱっと見た目の印象がかなり違ったものになります。
ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)を新たに導入、あるいは取り替える時には、事前に商品カタログを見せてもらうか、実物を見せてもらってから判断するようにしましょう。
電話機を増やしたいけど費用は?
現在使用している電話機を新たに何台か増やしたいケースは多々あると思いますが、状況によって増設する費用が異なってくるので注意が必要です。
基本的に電話機本体にかかる費用に加えて、データ設定費用、配線費用、派遣費用が基本的に必要となります。(業者によって費用は異なります)
しかし、電話機を増設する場所によっては配線費用が大幅に必要となることもありますし、ビジネスフォン(ビジネスホン)・PBX(電話交換機)本体に空き回路がない場合は、内線用のユニットを増設あるいは本体そのものを増設する必要がでてくることもあります。
以下のポイントを確認することで、ある程度費用を予測することができます。
費用が高くなるケース
- 既存のケーブルが無い、あるいはケーブルに空き線が無い場所に電話機を増設する場合(新規に配線が必要となります)
- ビジネスフォン・PBXの内線回路に空きが無く、内線ユニットを増設しなければならない場合
- ビジネスフォン・PBXの収容容量限界まで使用されており、本体を増設する必要がある場合
- ビジネスフォン・PBXの収容容量限界まで使用されており、本体をもっと容量の大きな装置に交換する必要がある場合
- 増設する電話機に特殊なデータ設定を依頼する場合
費用が低くなるケース
- ケーブルに空き線がある場所に電話機を増設する場合
- ビジネスフォン・PBXの内線回路に空きがある場合
- 増設する電話機と既存の電話機のデータ設定が同じで良い場合
局線の種類を変えたい
ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)の取替えや、局線の構成の変更、月額コストの削減、等のために局線の種類を変更をしたい。たとえばアナログ回線からISDN回線(INS64回線)に変更したり、アナログ回線あるいはISDN回線(INS64回線)からひかり電話に変更するとしましょう。
局線の種類を変えるときには事前に以下のようなことがないか注意しておく必要があります。
- 局線がビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)に接続されるまえに、警備用端末に接続されている場合
警備用端末(SECOM、ALSOK等)はアナログ回線用、デジタル回線(INS64回線)用でインタフェースが分かれているので、警備会社と連絡せずに回線の種類を切り替えてしまうと、警備用端末が正常動作しなくなってしまいます。
まずはビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)に収容されている局線が警備用回線として使われていないかどうか事前に確認しておきましょう。
- 代表番号の回線が留守番装置と並列に接続されている。
収容している局線がアナログ回線の場合、ビジネスフォン・PBXと並列して留守番装置を接続して使用しているケースがあります。
この接続形態でISDN回線(INS64回線、INS1500回線)やIP回線(ひかり電話ビジネスタイプ)等に切り替えてしまうと、留守番装置が使用できなくなってしまいます。
こういった場合には留守番装置に一般内線回路を接続する形に変更する必要があります。(もしくは内蔵ボイスメールを留守番として使用する。)
- FAXを内線端末として収容している
FAXを内線端末として収容している状態で、回線種別をアナログあるいはISDNからIP回線に切り替えると、極まれにFAXが正常に送受信できなくなることがあります。
IP回線は基本的にはFAXの送受信を全面的には保証していませんので、FAXの機種によっては相性の関係で正常に動作しないことがあります。
回線を切り替える前に切替後のIP回線がFAXの送受信をサポートしているかどうか確認するようにしましょう。
- 停電電話機
局線の回線種別を変更すると、停電電話機も回線種別に応じたものに変更する必要があります。
アナログ回線にはアナログ回線対応の停電電話機を、ISDN回線(INS64回線)にはINS64回線対応の停電電話機を接続してい使用します。
内線をつけかえても番号が変わらない?
ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)に接続された内線電話機には必ず内線番号が割り付けられています。この内線番号ですが、基本的には内線電話機を接続する「電話線」に内線番号としての情報が依存されています。
内線電話機を隣の人と入れ替えても電話線に対して内線番号としての情報が依存されるので、内線番号は入れ替わりません。
ただしIP電話機や一部の機種では「電話機」側で内線番号情報を保持します。IP電話機はLAN接続して使用します。IP電話機は通常の電話機と異なり、IPネットワーク上で動作するので、IP電話機のハード毎にIPアドレスを設定する必要があります。指定されたIPネットワーク上であればどこに接続してもIP電話機は同じ内線番号で利用することが可能です。
一方一部の機種(NTTのαシリーズ)はLANケーブルではなく電話線で動作するのですが、電話機の背面にロータリースイッチが設けられており、このロータリースイッチに対して内線番号情報が保持される形になります。このロータリースイッチを変更しない限り、どの電話線に接続しても同じ内線番号で動作します。(ただし、あくまでも多機能電話機として用意されている電話線にのみ接続可能となっています。)
ビジネスフォン、PBXを取り替えても電話機は流用したい
ビジネスフォン、PBXを取り替える時には、通常は多機能電話機もセットで取り替えることが多いです。しかし中には多機能電話機はそのまま流用して、ビジネスフォン、PBX本体のみ取り替えるといったケースも見受けられます。
多機能電話機は基本的にはビジネスフォン、PBX本体とセットとして扱うので、ビジネスフォン、PBXの世代が変わると、旧機種の多機能電話機は流用できないことがあります。しかしメーカーによっては多機能電話機の互換性を重視して、2世代、3世代あるいは4世代程度までサポートしている機種もあるので、一概に流用できないとも言い切れません。
もし電話機を流用して引き続き利用されるのであれば、一度電話業者に確認を取った上で導入する機種を選択すると良いでしょう。
