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アナログ回線

電話・ビジネスフォンのTSA

アナログ回線はアナログ信号で送受信を行う、最もオーソドックスな電話回線(局線)のことです。

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電話回線といえばこれ

「一般加入回線」といわれるものの1つで、最も古くから使用されているおなじみの電話回線(局線)です。

今なお多くの会社や家庭で使用されており、通話品質も比較的安定しています。

現在では音声通話のみを利用することが当たり前になっていますが、ADSLや光ファイバーといったデータ通信に適したサービスが普及するまでは、「音響カプラー」や「ダイヤルアップモデム」を使って、データ通信でも多く使用されていました。

プッシュとダイヤル

電話機のダイヤルボタンを使って、相手先に電話をかけるわけですが、このダイヤルボタンを押したときに送出する信号には2つの種類があります。

1つは「DP信号(ダイヤルパルス信号)」、もう1つは「PB信号(プッシュボタン信号)」です。

アナログ回線はDP信号(ダイヤルパルス信号)を使用する「ダイヤル回線」と、PB信号(プッシュボタン信号)を使用する「プッシュ回線」の2種類に分かれており、この回線の種類に応じて、使用する電話機から送出する信号を合わせる必要があります。

ダイヤル回線

アナログ回線は電話機の受話器を上げると「ツー」という発信音が聞こえます。

この発信音が聞こえる状態からダイヤルボタンで電話番号をダイヤルすると、「プツプツプツ・・・」というような発信音が途切れる音が聞こえます。

この「プツプツプツ・・・」という音は、発信音の「ツー」というパルス(信号)を、ダイヤルした数字に応じた回数分だ瞬断させることによって発生しているのです。

「1」をダイヤルしたら1回瞬断、「2」をダイヤルしたら2回瞬断、「0」をダイヤルしたら10回、発信音のパルス(信号)を瞬断させます。(このパルス(信号)を瞬断させることを通常「パルスを切る」といいます。)

この「パルスを切る」動作ですが、切る速度が2種類(「DP20」と「DP10」)に分かれています。

「DP10」よりも「DP20」のほうがパルスを切る間隔が短いので、ダイヤル回線に接続する場合は電話機やビジネスフォン(ビジネスホン)・PBX(構内交換機)の設定を「DP20」に設定します。

昔ながらの古ーい「黒電話」(ジーコジーコ・・・とダイヤルを回すタイプ)では「DP10」を使用します。

プッシュ回線

プッシュ回線の場合、電話機の受話器を上げた状態(「ツー」という発信音が聞こえている状態)から、電話機のダイヤルボタンを押すと、「ピポパポ・・・」という音が聞こえます。(通称「プッシュ音」)

このプッシュ音は押下するダイヤルボタンの位置によって異なる周波数を送出しているために発生しているのです。

プッシュ信号

高群周波数(Hz)

1209

1336

1477

1633

低群周波数(Hz)

697

1

2

3

A

770

4

5

6

B

852

7

8

9

C

941

*

0

#

D

この表のように高群周波数と低群周波数を合成することによって各ダイヤルボタンの数字に応じた周波数を作り出しています。

この「プッシュ信号」ですが、実は電話機のダイヤルボタンを押さずに送出することが可能です。

携帯電話等でダイヤルボタン押下時のプッシュ音を電話機の受話器の送話側(話かける側)部分にその音が聞こえるように押し当てる事で、電話機のダイヤルボタンを押さずに相手の電話番号をダイヤルして発信することができます。

例えば、チケット販売やお客様窓口、サポートセンター等に電話をすると「音声ガイダンス」が代わりに受付を行っている場合があります。

電話をかけるのに使用している電話回線が「ダイヤル回線」で、使用している電話機が「プッシュ信号」を送出する機能がない場合、電話の相手先が音声ガイダンスを使用している時などには、ガイダンスに従っての操作ができないことがあります。

音声ガイダンスは基本的に「プッシュ信号」を受信することに動作するからです。

この場合、代わりに携帯電話のプッシュ音が聞こえるように電話機の受話器部分に押し当てることで、音声ガイダンスの操作を行うことが可能になります。(はじめから携帯電話から電話すればいいだけのことですが)

2004年12月までは「プッシュ回線使用料」として電話基本料金に加えて390円課金されていましたが、料金改定に伴い「ダイヤル回線用」と「プッシュ回線用」で基本料金が2系統に分かれることになりました。

NTT

3級局

2級局

1級局

事務用

プッシュ回線

2625
(2887)

2520
(2782)

ダイヤル回線

2625
(2887)

2467
(2730)

2415
(2677)

INSネット64回線

3706
(3969)

住宅用

プッシュ回線

1785
(2047)

1680
(1942)

ダイヤル回線

1785
(2047)

1627
(1890)

1522
(1785)

INSネット64回線

2919
(3181)

  • (注)
  • 3級局(40万加入以上~)
  • 2級局(5万加入~40万加入未満)
  • 1級局(~5万加入未満)
  • 料金はすべて税込で記載
  • 括弧内料金はライトプラン(電話加入権(税込37800円)不要のレンタル回線)の料金
  • 上記料金以外に1番号ごとにユニバーサルサービス料7.35円が必要

発信専用・着信専用・発着両用

ここまでは、「ダイヤル回線」と「プッシュ回線」の2種類のダイヤル種別について分けて説明しましたが、発信・着信関連では3種類に分けることができます。

  • 発着両用回線(発信着信両方利用可能な回線)
  • 発信専用回線(発信のみ利用可能な回線)
  • 着信専用回線(着信のみ利用可能な回線)

発着両用回線

発信も着信も利用可能な回線のことをいいます。通常はこの回線を利用するかたちになります。

書類上では「PB B/W」(ピービーボスウェイ)や「DP B/W」(デーピーボスウェイ)というふうに表記されます。

  • PB B/W(プッシュ信号の発着両用回線)
  • DP B/W(ダイヤル信号の発着両用回線)

発信専用回線

発信しか利用できない回線のことです。

着信は利用できませんが、発着両用回線に比べて電話加入権が割安になっています。(通常の電話加入権の半額程度)

書類上では「OG」と表記されます。

着信専用回線

着信しか利用できない回線の事です。

電話加入権の料金は発着両用回線より若干安い程度です。

複数の電話回線で代表組を組む時に、代表の1本目を着信専用回線にすることがあります。(発信で使用できないため、必ず1本は着信用として確保できるため)

書類上では「IC」と表記されます。

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