ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)は筐体(架、キャビネット)の内部に基板(パッケージ)を必要に応じて搭載することで、内線電話機を接続したり、外線を収容することが可能となります。
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筐体に基板を実装します
筐体(架、キャビネット)はビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)の器(うつわ)となる部分です。基板(パッケージ、PKG)は実際の機能を実現するために必要となる部分です。
筐体(架、キャビネット)はほとんどの機種において基本架と増設架に分かれており、基本架がビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)の核となる部分になります。ただし小規模容量タイプのビジネスフォン(ビジネスホン)では筐体は基本架のみの構成となっています。
この基本架に対して、ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)の核の中の核となる基板(パッケージ)である【CPU】を搭載します。この【CPU】がビジネスフォン・PBXの全ての情報(局データ)を制御する形になります。
【CPU】以外の基板(パッケージ)は接続する端末(内線電話機)の種類や、収容する外線(局線、専用線)の種類に応じて、必要な容量分を器となる筐体(基本架、増設架)に搭載します。
ビルディングブロック方式
ビルディングブロック方式が採用されたビジネスフォン・PBXは、筐体(キャビネット、架)を増設することで、より多くの基板(パッケージ)を実装することが可能となります。多くの基板(パッケージ)を搭載すれば、その分だけ内線電話機を多く接続でき、より多くの外線を収容することが可能となります。
ビルディングブロック方式で接続可能な筐体の数はメーカーや機種によって様々です。たとえば小規模~中規模容量タイプのビジネスフォン(ビジネスホン)であれば、最大で2~3程度の筐体の構成となっているケースが多いです。中規模容量タイプのビジネスフォン・PBXであれば、最大8程度までの筐体構成が可能となっています。大規模容量タイプのビジネスフォン(ビジネスホン)・PBX(電話交換機)では最大で数十台程度までの筐体構成が実現されています。
また、1つのラインナップで小規模~中大規模程度までのビルディングブロックが可能な機種も製造されています。
1つの筐体あたりのシステム容量はメーカーや機種によって様々ですが、目安として1筐体あたり48~128ポート程度(内線と外線等全ての回路をあわせた数)のシステム容量となっています。
主な設置方式
【ビジネスフォン(小規模容量タイプ)】
ビジネスフォン(小規模容量タイプ)は筐体サイズがあまり大きくないので、比較的自由に設置場所を選ぶことができます。
一番多く見受けられるのが、床に設置する方法です。ビジネスフォンの筐体に床置用品を取り付けることで、床に置くだけで設置することが可能になります。床置用品がなくても床に置くだけなので設置することは可能ですが、放熱や内蔵バッテリーの都合により筐体を寝かせて設置することを推奨していないタイプのものもありますので、あまりおすすめはできません。
次に壁に固定する方法があります。筐体があまり大きくないので、簡単に壁に固定することができます。壁面の上部に固定することでビジネスフォンの占有スペースを節約することができます。
他に19インチラックに搭載する方法もあります。ラック搭載専用の取り付け用品をビジネスフォンに取り付けてラックに搭載する形になります。
【ビジネスフォン(中~大規模容量タイプ)】
ビジネスフォン(中~大規模容量タイプ)の多くはビルディングブロック方式が採用されており、筐体(キャビネット、架)の増設状況によって設置方法が異なってきます。
筐体があまり増設されていないようであれば、床に置くだけでもOKですが、増設架が多くなってくると、耐震対策が必要となってくるので、設置場所の状況に応じて床や壁面に対してアンカーボルト等で固定する必要が出てきます。
ラック搭載専用の取り付け用品をビジネスフォンに取り付けて19インチラックに搭載する方法もあります。ただし、架を増設する予定がある場合はその増設分を考慮した上で計画的にラックに搭載する必要があります。1つのラックに搭載できるのはせいぜい2~3架分までなので、ビジネスフォンの筐体サイズが4架分以上になる場合はラックには搭載せずにスタンドアローンで設置しなければなりません。
【PBX(中規模容量タイプ)】
PBX(中規模容量タイプ)の多くはビルディングブロック方式が採用されており、基本的には前述の【ビジネスフォン(中~大規模容量タイプ)】と同様の設置方法となります。
ただし、中には床面もしくは壁面に固定設置することを前提として製造されている機種もあるので、その機種に関しては床に置くだけでの設置ができないものもあります。
【PBX(大規模容量タイプ)】
PBX(大規模容量タイプ)は床面に固定設置することが前提となっています。
筐体も大きくなるのでレベルを正確に測って設置する必要があります。耐震対策をより強化する場合は天井からアングルもしくはチェーン(鎖)で固定します。(あまりここまでの対策はしませんが)
筐体を設置するときは筐体の前面と背面がメンテナンスができるように、壁面から離して人が入れるぐらいのスペースを確保する必要があります。
【PBX(サーバータイプ)】
PBX(サーバータイプ)は基本的にはスタンドアローンでの設置ではなく、19インチラック等のラックに搭載する形での設置になります。
19インチラックへの搭載以外には筐体間を専用金具で連結し、専用台の上に固定して設置する方法もありますが、あまりメジャーな設置方法ではありません。
メンテナンス製、堅牢性、セキュリティ面を考慮するとやはり19インチラックへの搭載がベストといえるでしょう。
