ビジネスフォン(ビジネスホン)・PBX(電話交換機)は接続する内線電話機の台数、及び装置に収容する外線の本数によって、製品のラインナップが変わってきます。
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小規模・中規模・大規模のラインナップ
ビジネスフォン(ビジネスホン)とPBX(電話交換機)は基本的には、ほぼ同じ機能を提供するものですが、システム容量に応じて区分が変わってきます。
ビジネスフォン(ビジネスホン)は内線電話機の台数が数台から500台程度まで、収容する外線の本数が数本から200本程度までの範囲(ざっくりとですが)カバーしています。
ビジネスフォン(ビジネスホン)の中でもさらに小規模容量、中規模容量、大規模容量にそれぞれ対応した装置に分かれています。(中には1つのラインナップで小規模容量から大規模容量まで対応可能な機種も存在します。)
PBX(電話交換機)は内線電話機の台数が数十台から数千台(あるいは数万台)程度まで、収容する外線の本数が数本から数百本(あるいは数千本)程度までの範囲をカバーしています。
内線電話機の台数が300台から400台程度の規模になってくると、大規模容量のPBX(電話交換機)を設置することが多くなります。
【極小規模】内線電話機2台~8台程度、外線2本~4本程度まで
この規模で使用する場合は、ビジネスフォン(ビジネスホン)の中でも小規模容量タイプのものを選択します。
小規模容量タイプの中でもメーカーによってシステム容量が異なりますので、今後の拡張性や機能面を考慮した上で導入することをおすすめします。
ただし、拡張性を考慮する必要がないのであれば、ホームテレホンや一般電話機を選択するのもひとつの手です。
ホームテレホンはビジネスフォン(ビジネスホン)の中でも特にシステム容量の少ない機種のことで、基本的にはシステム容量をビジネスフォン(ビジネスホン)のように拡張することができません。
当面システム容量を超える内線電話機を使用する予定がないのであれば、ホームテレホンだけで十分だといえるでしょう。
電話機が3台、4台程度しか必要なく、且つ使用する外線も1本か2本程度あれば事足りる場合は、無理にビジネスフォンやホームテレホンを導入せずに、コードレス子機を増設できるタイプの一般電話機を使用すれば、十分にその役割を果たすことが可能です。
将来、どうしても必要となった時にビジネスフォン(ビジネスホン)を導入すれば良いかと思われます。
【小規模】内線電話機20台程度まで、外線10本程度まで
この規模で使用する場合は、ビジネスフォン(ビジネスホン)の中でも小規模容量タイプのものを選択します。
小規模容量タイプの中でもメーカーによってシステム容量が異なりますので、今後の拡張性や機能面を考慮した上で導入するようにしましょう。
近い将来に内線電話機や外線を増設する予定がある(可能性がある)場合は、予測でもいいので増設する内線電話機の台数や外線の本数を設定して、それらを加味した上で、小規模容量タイプのビジネスフォン(ビジネスホン)で容量的に収まるかどうか考慮しておくことをおすすめします。
小規模容量タイプのビジネスフォン(ビジネスホン)はある程度の容量の増設は可能となってはいますが、中規模、大規模容量のタイプに比べると、増設できる幅があまり広くないので、最大容量を超えた内線電話機や外線が必要となった場合、中規模容量以上のビジネスフォン(ビジネスホン)に取り替える必要が出てきます。
ビジネスフォン(ビジネスホン)は6年~7年程度の耐用年数がありますが、設置状況によっては稼動期間が短くなることもありますし、逆に長く稼動させることが可能な場合もあります。
その耐用年数の間にどれくらいの増設の見込みがあるのか?
あるいは新サービスが始まった時に、新しい機種にすぐに取り替えるのか?
はっきりとした予測を立てることは難しいでしょうが、ある程度考慮しておいたほうが良いのではないでしょうか?
【中規模】内線電話機50台~200台程度まで、外線50本程度まで
この規模で使用する場合は、ビジネスフォン(ビジネスホン)なら中規模容量~大規模容量(メーカーにより異なりますが)タイプのものを選択します。もしくはPBX(電話交換機)の中規模容量タイプを選択します。
ビジネスフォン(ビジネスホン)の中規模容量~大規模容量、PBX(電話交換機)の中規模容量タイプは内線電話機と外線の本数のカバー範囲が広いので、小規模容量タイプのものに比べて、将来の拡張性についてはあまり心配する必要がありません。
【中~大規模】内線電話機500台程度まで、外線200本程度まで
この規模で使用する場合は、ビジネスフォン(ビジネスホン)なら大規模容量タイプのものを、PBX(電話交換機)なら中規模容量~大規模容量タイプのものを選択します。
ただし、ビジネスフォン(ビジネスホン)の場合は、システム容量の限界ギリギリの内線電話機の台数及び外線の本数(メーカーによって異なりますが)となるので、将来的な拡張性、及びシステムの耐久性を考えると、PBX(電話交換機)を選択したほうが無難ではないでしょうか。
システム容量限界の状態で高いトラフィック(使用頻度)が発生すると、最悪の場合システムダウンを起こすことがあるので、ビジネスフォン(ビジネスホン)、PBX(電話交換機)のシステム容量には少し余裕を持たせた設計をしておいたほうが、様々なリスクを低減させることにつながります。
【大規模】内線電話機数百台~、外線本数数百本~
いうまでもなく、大規模容量タイプのPBX(電話交換機)を選択します。
大規模容量タイプのPBX(電話交換機)になると、装置に供給する電源、室内の温度、湿度、メンテナンススペースの確保、耐震処理、システムの二重化、停電対応、整流器の設置等、PBX(電話交換機)本体まわりだけでも、より幅広い範囲での設計が必要となってきます。
中規模容量タイプのPBX(電話交換機)やビジネスフォン(ビジネスホン)よりも、本体価格もより高価になってきますので、できるだけ綿密な打ち合わせをした上で導入する必要があります。
サーバータイプPBX
従来のスタンドアローンタイプと異なり、19インチラック等に搭載するサーバータイプのPBXもあります。
このサーバータイプPBXは主にIP機能を中心に利用することが前提とされていますが、従来と同様のレガシー仕様にも対応しております。
また全ての事業所間をIPセントレックスで結ぶことによって、本社に設置された本体のサーバータイプPBXによって全事業所の電話設備を一元管理することも可能になっています。
収容容量は中規模タイプと大規模タイプの2種類がラインナップされていますが、ほとんどの場合大規模タイプを選択しての運用となります。
